職業情報

『診療放射線技師』が仕事で使う資格と転職時に有利な資格はこれ!

はじめに

あまり聞き馴染みのない職種かもしれませんが『診療放射線技師』は年収ランキングで上位に入る職種の常連です。

国家資格を有する職種のため職場でも必要とされ、やりがいのある仕事として
今若い世代から注目されています。

高齢化により医療関係者は人手不足になっていることも相まって、医療関係の仕事を希望する若い世代が増えてきているのも事実。
その中で、お給料が高いことや、やりがいを持てる仕事である診療放射線技師という仕事は、人気のある仕事の一つなんです。

今回は人気が上がってきている診療放射線技師についてまとめていきます。

資格を取るためには

養成課程のある大学や専門学校に3年以上通うことで受験資格を得ることができる。
その後、国家試験に合格することで資格取得することができる。

厚生労働省医事課調べによると、H29年時点で47の専門学校・大学がある。

試験の合格率は以下のようになっている。

H25 66.6% (1,615人)
H26 76.5% (2,224人)
H27 73.8% (2,094人)
H28 78.8% (2,377人)
H29 85.4% (2,511人)

国家試験の科目には、基礎医学大要、放射化学、画像工学などがある。

就職先はどこに行く?

医療施設調査・病院報告 常勤勤務者の従事者推移のデーターより

病院 42,258人
一般診療所 8,703人

合計 50,961人の診療放射線技師が病院または、一般診療所にいることがわかる。

仕事内容

放射線を用いた治療に従事することが一般的で、レントゲンやがん治療などを行うが
ほかにもMRIや超音波検査などの放射線を利用しない検査なども行う。

放射線を利用する業務

一般X線撮影(胸部・腹部・骨撮影等)、乳房X線撮影(マンモグラフィー検査)、X線CT検査、造影X線検査、血管造影検査、骨塩定量検査(骨密度検査)、回診X線撮影(ポータブル撮影)、核医学検査(RI検査)、放射線治療(癌治療)

放射線を利用しない業務

MRI検査(磁気共鳴画像)、超音波検査(エコー)、眼底検査

上記以外の業務

放射線安全管理、医療安全管理、品質管理、放射線機器の管理 など

給与形態

年収が350~550万の方が最も多く、管理職にもなると最高700万円と、かなり高額な給与を受け取ることができているのが現状となります。

平均給与は月収約35万円、年収はなんと平均500万円と言われております。
専門職種だけあってやはり高給です。

賞与はなんと約95万円と人気の理由は収入の多さも影響しているのかもしれませんね。

調査した年齢・勤務年数の平均は年齢が38.5歳、勤続年数は10.6年となります。

因みに・・・
20代の前半、後半の平均値も記載しておきます。
初任給は「平均約20万円」だそうですが、数年でこれだけお給料がもらえる仕事なら好きな物も買えて公私ともに充実させられる仕事ではないでしょうか?!

年齢 平均年収 月額 賞与
20-24 359万円 27万円 35万円
25-29 444万円 30万円 84万円

さらに上を目指したい場合

専門職種のため多方面に技術が生かせるわけではなさそうです。

ですが、勤続年数だけでも十分に役職や賞与が期待できる職種なのでまずは長く務めることがさらにスキルや給与アップにつながる方法です。

ほかにも技師長になることや、医師の少ない病院でバリバリと数をこなすことで経験やスキルは磨かれステップアップできるでしょう。

レントゲンを撮る際には、患者さんの状況を医師から確認し
どんな態勢で撮影すれば体の中に隠れたけがや病気の原因をより発見しやすい写真が取れるかを想像しなければなりません。

目に見えないものを経験や知識でカバーしながら、患者さんや医師にとって一番ベストな態勢で撮影すること。

そんな些細なことの積み重ねで、医師から指名される・見つけづらい病気を見つけることができる・信頼される診療放射線技師になれるのではないでしょうか。

適性

診療放射線技師は専門職ということもあり、まずは専門家になれるほどの知識を身についていなければなりません。

もちろん学校で修得しているはずではありますが、現場でしか学べないことがたくさんあることを忘れずに、診療放射線技師としての知識を常に蓄えようとしていること

そんな好奇心が強い人が適性のある職種ではないでしょうか。

また、生理学・解剖学・電子工学・PCの知識など幅広い分野の知識が必要なため時間をかけて知識を貯め続けられる人も適性があるといえるでしょう。

放射線を扱うので人体への影響も考えられる職種です、危機管理能力や慎重さも同時に身につけておかなければなりません。
そんな現場で患者さんに接するので安心感を与えられるようなおおらかさがあると診療放射線技師として一目置かれる存在になれるのではないでしょうか。

さいごに

放射線を扱う仕事なので人体への影響があるんじゃないかと心配される声をよく耳にします。

ですが、正しい知識をつけて偏見だけで判断しないようにさいごに内容は必ず読んでいただきたいです。

一番声が上がるのが、「放射線の近くにいると被ばくするんじゃないの?」です。

結論から申しますと、人体に全く影響のないレベルで被ばくはします。

ですが国際放射線防護委員会(ICRP)により「平成13年4月1日から五年ごとに区分した各期間につき100mSv、4月1日を始期とする1年間につき50mSv」という線量の上限が制定されており、上限を超えた場合その後一生放射線に関わる仕事に就くことができなくなってしまうんです。

なので安全面を徹底的に管理された状態で業務にあたっているので被ばくすることがあっても人体に影響が出る量を浴びることはほぼないといえるでしょう。

また、放射線は体に蓄積されませんので放射線を発する物質を誤って取り込んだとしても自然と体外に放出されます。

このように診療放射線技師になるには様々な知識が必要です。
危機管理体制も整っているので、興味のある方はぜひ目指してみてはいかがでしょうか?